中型バスの定員数とご利用料金について

中型バス
少人数~中人数の移動には中型バスを利用しましょう。大型バスとは違う有料道路の料金例や座席の仕様、中型バスならではの特徴をご紹介しています。装備はどんな様子なのか。何の用途に向いているのか。中型バスのご利用を検討されている場合は、参考にして下さい。大型バスを手配するほど乗車人数がいなければ、中型バスで充分な旅を楽しみ、くつろげる車内で快適な移動時間を過ごしていただけます。

中型バスの定員数とご利用料金について

中型バスは、少人数でも荷物が多い用途に対応できます。マイクロバスは補助席も含めて定員28人(25~28人乗りはオプション)まで可能ですが、トランクルームはありません。そのため手荷物で済む用途には最適ですが、旅行や長距離移動の使用には不向きです。近距離の送迎ならマイクロバスがおすすめですが、荷物が増える旅行や研修には中型バスをご利用下さい。
中型バストランクルーム
英会話教室の遠足やクラス会の集まりにも活用できます。少子化が叫ばれる前までは、1クラス40~45人程度の時代もありました。ただし、その時代に学生だったお客様は働く現役世代である場合が多く、家事や仕事に忙しい毎日を送られています。クラス全員が出席しないケースでは、中型バスを使ってクラス会の送迎を検討されるお客様もいらっしゃいます。

送迎だけならマイクロバスの選択肢もありますが、お客様によっては遠方から地元に帰省する際、飛行機や新幹線で移動される場合もあります。その際は駅や空港への送迎も兼ねてご利用いただく方法もあり、さまざまなご要望に応じて対応できるバスデポへご相談下さい。

中型バスの特徴

通路がすっきりしている

中型バスには補助席が存在しません。そのため通路に何も設置されておらず、後方座席から乗降口までの動きやすさがあります。補助席を設けない理由は、有料道路区部に関係していると言われています。補助席を設けて30席を越えると、大型バスの扱いを受けます。大型バス=特大車。つまり有料道路区部で特大車料金を支払うことになり、通行料を多く納めなければなりません。中型バスなら料金も抑えられ、ゆったりした車内でくつろげます。

全長は約9mです。 車幅2.5m車高3.5m以内で、大型バスよりひと回り小さな車体になります。大型バスほどトランクルームの広さはありませんが、荷物の搭載には問題ありません。大人数の団体でなければ、中型バスのご利用がおススメです。

駐車場を探す負担が少ない

長さ約3mの違いはありますが、大型バスと中型バスの車幅はほぼ変わりません(車輌による)。そのためほとんどの道路を走行できますが、大型バスは車体が長いため、場所によっては駐車場の確保が難しいケースもあります。もちろん観光地化されたエリアは問題ありませんが、あまり観光地化されていない場所は確認が必要です。それに比べると中型バスは対応できる駐車場が多く、大型バスの進入が難しい観光スポットへも行けます。

装備やオプション

中型バスの装備は、大型バスとほぼ変わりません。座席の配列・座席数・車内装備は車輌によって異なるため、必要な場合は事前にお問い合わせ下さい。

中型バスの装備
TV・DVD・冷蔵庫・カラオケ・ポット・リクライニング・トランクルーム
オプション
サロン・ロフト・トイレ

*サロン:後部座席がコの字形になっているタイプ
*リフト:車椅子のまま乗車するための装備
*トイレ付は座席数が減る

冷蔵庫や湯沸かしポットを備えているので、移動中のお飲み物にも対応できます。ただし、家庭用冷蔵庫とは異なり、冷凍機能は付いていません。そのためアイスクリームや氷の持ち込みは不可ですが、ペットボトルや缶ジュースなどは保管可能です。温かい飲み物をお求めの場合はポットをご利用いただき、紅茶やカフェオレを味わえます。

シートを後ろに傾けてリクライニングできるため、長距離移動の負担も減らせます。長時間同じ姿勢で過ごすと、腰や膝に痛みを覚える場合があります。リクライニングすれば体勢を動かせる範囲が広がり、背もたれに体重を預けることで、膝や腰への影響を緩和できるでしょう。

有料道路の料金相場

中型バスは有料道路区分で大型車に含まれます。

通行ルート例 料金
あぶくま高原道路(矢吹中央IC~玉川IC間) 370円(通年)
日光宇都宮道路(宇都宮IC~清滝IC) 690円(5~11月)530円(12~4月)
白馬長野有料道路(信更町安庭~中条) 320円(6:00~22:00)夜間無料
東京本線IC~箱根峠IC
(海老名/茅ヶ崎JCT経由)
3,200円(ETC2.0:2,980円)
金沢東IC~白川郷IC(小矢部砺波JTC経由) 3,100円(ETC2.0:割引なし)
名古屋西IC~鈴鹿IC 2,030円(ETC2.0:割引なし
広島東IC~岩国IC 3,090円(ETC2.0:2,550円)
福岡IC~八女IC 2,400円(ETC2.0:割引なし)

*ご利用の際は最新の情報をご確認下さい。
ドラぷらサイトを参考に算出しています。

大型バスと中型バスの有料道路料金比較

通行ルート 大型バス 中型バス 差額
東京本線IC~箱根峠IC 5,290円 3,200円 2,090円

 

中型バスは大型バスに比べて通行料も安く、リーズナブルに利用できます。例えば東京本線IC~箱根峠ICであれば、2,090円の差額が生じます。差額はそこまで大きくありませんが、往復となれば4,180円差額となります。有料道路を使う距離が長くなればなるほど差額も開き、交通費として支払う料金も大きくなります。中型バスは団体を乗せられる上に、大型バスほど有料道路の料金は高くないためバランスのとれた車種と言えるでしょう。
貸切バスの料金比較(参考価格)全国平均で算出

大型バス 中型バス
平日 59,000円~ 55,000円~
土日祝 62,000円~ 58,000円~

(税抜き価格)
*7:00~20:00(8時間未満/行程内容により変動あり)

参考価格で計算すれば、平日も土日祝も4,000円の差額です。もちろんさまざまな条件によって変わるため、一概にどちらが良いとは言えませんが、仮に28人で貸切バスを借りるなら中型バスのほうがお得です。
28人で借りた場合 (四捨五入)

1人あたり 大型バス 中型バス
平日 2,107円~ 1,964円~
土日祝 2,214円~ 2,071円~

 

「そんなに変わらないでしょ?」という声も聞こえてきそうですが、上記はあくまでも8時間未満/100km以内の参考価格です。時間や距離が増えれば料金も上がるため、詳しくはバスデポのお見積もりからお問い合わせ下さい。大人数なら比べる間もなく大型バス、荷物がなければマイクロバス、少人数~中人数の旅行は中型バスが基準です。

乗車可能な人数

中型バスは定員28人です。
座席図例
座席表

ご覧のように大型バスより定員が少なくても、サロン付仕様に対応しています。30人以上の中型バスはスクールバスやシャトルバスに使用されるケースが多く、貸切バスは27~28人乗りが主流です。そのため子供会の遠足やPTA研修に利用される他、軟式スポーツ少年団の合宿や遠征などに使い勝手が良いでしょう。

補助席が設けられてないため、「誰が補助席に座るのか」という課題も生まれません。補助席は通常座席より狭いですが、平均的な体系のお客様なら大きな影響もないでしょう。ただ、場合によっては窮屈さや不便さを感じられるケースや、目上の人に「補助席はお願いしにくい…」と躊躇される場面があるかもしれません。その点で中型バスには元々補助席が設けられていないので、余計な気疲れを起こしにくいと言えます。

中型バスはこんな用途におすすめ

中型バスにおすすめの用途をご案内します。
・町内会や子供会、保護者会の旅行
・スポーツチームの合宿や遠征
・塾(受験対策)の合宿送迎
・社員旅行や企業の視察、派遣先への人員送迎
・イベント参加(モデルハウス巡り 花火見物 地域の伝統芸能巡りなど)

結婚式出席の送迎やサークルのグループ旅行にも、幅広く対応しています。他にもバーベキューや遠足、宴会の送迎や工場見学にもご利用いただけます。

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