貸切バスモデルコース「福島 南会津」
貸切バスの観光モデルコースを、実際にその場所へ行った方の感想も交えてご紹介します。プランニングの参考にしてみてくださいね。
東京からスタート、江戸時代から続く集落の散策や四季折々の花・植物を鑑賞し、福島県 南会津で1泊するコースです。
出典:Instagram
1日目:
東京(7時発) → 会津田島・富じ亭(石臼でひいた自家製蕎麦の昼食) → 前沢曲家集落(江戸時代から続く茅葺き屋根の曲家や水車小屋など風情ある集落を自由散策・花菖蒲の花を見物) → 桧枝岐・ミニ尾瀬公園(尾瀬の四季を気軽に体験するために開かれた公園。ニッコウキスゲなどを鑑賞) → 小豆温泉・花木の宿で一泊(2016年12月に館内をリニューアルした山間に佇む一軒宿)
2日目:
高清水自然公園(可憐なヒメサユリの花を見物) → 深沢温泉(地元産の季節の野菜をふんだんに使用した昼食。奥会津地域の素朴な郷土料理を提供) → 霧幻峡 → 会津川口駅(只見線ローカル列車乗車) → 会津柳津駅 → 東京(22時着)
前沢曲家集落
前沢集落は、飛騨高山のような雰囲気の残る集落で、茅葺き屋根の古民家が集まって一つの村ができた、まるで時代劇のような昔ながらの村でした。
村の中には水車小屋があり、水車が杵をつく音が村の中をのどかに響いており、とても風情がありました。
また、花菖蒲園もあって、色とりどりの菖蒲が綺麗に咲いていました。
今回は6月の下旬ごろに行ったので、花のピークはやや過ぎていたものの、あちらこちらでまだ咲いている菖蒲があったので、菖蒲園内を散策しながら花を楽しむことができました。
桧枝岐・ミニ尾瀬公園
あの有名な尾瀬を気軽に体験出来るというテーマで平成11年にオープンしたミニ尾瀬公園は、湿地帯の中を遊歩道が通っていて、野に咲く花々を楽しみながら散策できるとてもよいところです。
公園内には川が流れていて、小さな滝もあるので、とても絵になる風景です。写真撮影にはとても良いスポットだと思いました。
6月下旬ごろはニッコウキスゲ、コマクサなどがあちこちで咲いており、野草の花を楽しむのにはちょうど良い季節だと思います。
園内には、カフェもあり、散策をした後にコーヒータイムを飲みながら、ゆっくりと尾瀬の風景を楽しむこともでき、とても気分が良かったです。
出典:Instagram
高清水自然公園
野山一帯にピンク色のひめさゆりの群生しており、遊歩道を歩きながらひめさゆりの鑑賞ができました。
ここはひめさゆりが自生している山をそのまま公園にしたそうで、山いっぱいにピンク色の可愛いヒメサユリが咲いている風景は見ていてとても綺麗でした。
公園内にはボランティアガイドさんもいらっしゃり野山の花の説明もしてくれたので、花に対する知識も深めることができました。
出典:Instagram
霧幻峡
霧幻峡は只見川沿いにある峡谷で、三島町と金山町にまたがる只見川の峡谷です。この峡谷は霧が出るととても幻想的な美しい谷の風景となります。
私たちが行ったときはちょうど雨が降っており、霧が川全体に立ち込めていて、まさに霧幻峡という名前を実感することができました。
川の上に白い霧がほんわりとたなびく様子はまるで絵画のようでした。
霧幻峡の風景は、只見川沿いに走る只見線というローカル列車からも眺めることができ、列車に乗りながら谷の風景を楽しむことができます。今回は私たちも只見線に乗って、渓谷を楽しむ旅をしました。
私たちが乗り合わせた車両にたまたま地域のボランティアガイドさんが居合わせたおかげで、列車から見える谷間の絶景スポットをあちこち教えてもらうことができ、車窓から綺麗な風景をたくさん撮ることができました。
只見線は田舎の電車なので、席が向かい合わせの席になっており、福島の地酒を飲みながら列車の旅を楽しむことができてとても良い旅になりました。
出典:Instagram
※ルートに記載している発着時刻は目安です。
掲載日:2017年7月