夜行バスで旅行の際に、絶対に欠かせない持ち物は飲み物ですね。 長距離のバス旅行では、バスの車内で過ごす時間がとても長くなります。 バスの車内は、乾燥しやすいので喉が渇きやすくなるため飲み物を飲んで乾燥を防ぐと快適に過ごせます。
しかし、飲み物の種類によっては、長距離のバス移動に向かないものもあるのです。 長距離や夜行バスでの旅行の際に持って行くべき飲み物と持って行かない方が良い飲み物をチェックして有意義な旅行にしてくださいね。
そもそも、路線バスと日帰りバス旅行のバスにはどんな違いがあるのでしょうか。
◇路線バスの場合
たくさんの人達が乗り降りし、人の入れ替わりが多いという特徴があります。また、短い距離を移動するバスなので、座席にゆとりはなく、ツアーなどで使用されるバスよりも座席が狭く作られています。
◇日帰りバス旅行場合
一方で日帰りバス旅行のバスは、ツアーに参加している人のみが利用するバスなので、途中で人が乗り降りすることはありません。路線バスよりもゆとりのある座席が設けられており、リクライニング機能などもあって、車内でゆったりと過ごせるような作りになっています。
路線バスと日帰りバス旅行に使用されるバスには、これらの違いがあるので、マナーもそれぞれ異なります。
まず、路線バスはバス会社によって「飲食禁止」となるケースがあり、小さな子供からお年寄りまで利用するバスなので、飲食をするのは非常識ととられる場合があるので注意が必要です。
「飲食禁止」でないとしても、路線バスでは、車内が混み合っているときや周りに人がいる場合は、通路や座席が狭いこともあり、乗り降りの際に動きづらくなってしまう可能性もあるので、飲食は控えた方がいいでしょう。
飲酒についても、バス会社によっては、「他のお客様のご迷惑にならない範囲での飲食は許可」している場合もありますが、その場合でも公共交通機関での飲酒はマナー違反となりますので、注意が必要です。
夜行バスや長距離バスでは、バスの車内で過ごす時間が長くなり、お酒を飲みたくなる人も多いですよね。
夜行バスや長距離バスの場合、「個人の席が確保されている」ということから、飲食については許可されています。
しかし、飲酒に関しては「気分が悪くなる可能性があること」や「酔いつぶれて他のお客様に迷惑がかかる可能性」があることから、「なるべく控える」もしくは「一切禁止」というようになっています。
バスの中は匂いがこもりやすくなっており、お酒の匂いが苦手な人も乗車する可能性もあるため、飲酒している本人は平気でも周りの人が迷惑をする可能性もありますので、バスの車内で飲酒はするべきではないでしょう。
バス旅行の場合、自分のタイミングでトイレに行くことはできません。 しかしだからといって、トイレ休憩までの間、バスの車内で飲み物を飲まないわけにもいきませんよね。
飲み物には、トイレが近くなる”利尿作用が高い飲み物”や”脱水症状になる飲み物”があるので、気を付けなくてはいけません。
まず、利尿作用が高く脱水症状にもなりやすい飲み物というのが、アルコールです。
先ほどバスの車内で飲酒はマナー上控えるべきと述べましたが、アルコールの成分から考えても控えておいた方がいいということなのです。
他にも利尿作用が高い飲み物があります。
それは、一般的によく飲まれている「緑茶」や「コーヒー」です。 緑茶やコーヒーには「カフェイン」が多く含まれており、このカフェインに利尿作用があるのです。
カフェインの多い飲み物としては他に、以下のようなものがあります。
・玉露茶
・煎茶
・ほうじ茶
・ウーロン茶
・紅茶
・番茶
・玄米茶
・ココア
・コーラ
お茶を飲む場合は、カフェインが入っていない以下のようなものがオススメです。
・ルイボスティー
・麦茶
・黒豆茶
また、どうしてもコーヒーが飲みたい人は、カフェインレスコーヒーにするといいでしょう。
他にも柑橘系のフルーツジュースは、膀胱を刺激してトイレが近くなってしまうため、おすすめしません。
どうしても飲みたい場合、りんごジュースがオススメです。
その際、甘味の強い飲み物に入っている「人工甘味料」も頻尿の原因になるので、バスの車内では甘さ控えめの飲み物をおすすめします。
バスの車内は時折揺れるため、コップなどで飲み物を飲む際にこぼれてしまう危険性があります。
紙パックの飲み物を用意しておけば、ストローでこぼさずに飲むことができ、捨てるときにも小さくたためて邪魔になりません。
高速バス・ツアーバスでの飲酒は、禁止またはマナー違反となる場合があります。
しかし、そのバスが貸し切りバスであれば、みんなでワイワイやりながらお酒を飲めるのも楽しみの一つ。
貸切バスの場合は、飲みすぎて運転手や乗務員に迷惑をかけないように気を付けながら楽しみましょう!
長距離を移動するバスに乗る際には、カフェインや人工甘味料の少ない飲み物を用意していくことをおすすめします。
トイレに行かないようにと水分摂取を減らしたりしてはいけないので、バスの中では喉の渇きを感じる前に適度な水分補給をして、快適な旅を楽しんでくださいね。