会社に勤めている人の中には社員旅行に行く機会がある人もいると思います。 旅行に行く場合は、男性に比べて女性は化粧品など荷物が多くなることがあると思いますが、中にはすっぴんで社員旅行に行く女性社員もいることでしょう。実際のところ、すっぴんで社員旅行に行くことはマナー的には大丈夫なのでしょうか。
今回はそもそも化粧すること自体がマナーとなるのか、また社員旅行における化粧と服装マナーに焦点を当てて解説していきます。
そもそも社会人の女性は化粧をすること自体がマナーになるのか疑問に思う人もいると思います。実際には社会人として化粧をすること自体がマナーなのか明確な答えはなく、様々な意見があります。
ここでは社会人として化粧することがマナーだと考える人や化粧しなくてもいいと考える人の意見をそれぞれ確認しましょう。
◇化粧することがマナーだと考える人の意見
社会人女性は化粧をするのがマナーだと考える人の意見としては、「化粧は印象を良く見せるための最低限のマナー」「人と接する際の相手への配慮」「女性の身だしなみの1つ」「最低限の化粧は必要」という意見が挙げられます。 接客業や営業職の場合はもちろんのこと、事務作業の場合でも上司や同僚と接する必要があるため最低限の身だしなみと捉える意見が多いようです。
◇化粧をしなくても良いと考える人の意見
化粧をしなくても良いと考える人の意見としては「客先に行かなければ必要ない」「力仕事によって化粧が落ちてしまうから」「徹夜が当たり前の仕事だから」「化粧をしなくても清潔感があれば良い」という意見が挙げられます。この中ではやはり、仕事柄化粧をする必要がない場合や、そもそも化粧が禁止な職場で働いている人の意見が多いようです。
このように業種や職場環境によって化粧をすることがマナーと考えられるのかに違いがあります。自分の業種や職場環境に置き換えて考えるようにすると良いでしょう。
それでは社員旅行でのすっぴんはマナー違反となるのでしょうか。 上記で説明しているように化粧することがマナーなのかについては様々な意見があります。会社の職場環境にもよると思いますが、マナー違反になるのか不安な場合は、派手な化粧ではなく社会人らしい化粧をしておくと良いでしょう。
また、社員旅行に行った場合は温泉に入ることも多いと思います。温泉に入った後に宴会などがある場合は、すっぴんでも違和感はないでしょう。逆に温泉に入った後の厚化粧は違和感があるので化粧をしたい場合でも薄化粧に留めておきましょう。 温泉に入った後にすっぴんを見せることに抵抗がある場合は、メイク落としが必要なマスカラや口紅などは避けて、ミネラルファンデーションを薄く塗るなどそのまま寝ても大丈夫なようにするようにしましょう。
社員旅行でのマナーとして服装にも気を使う必要があります。間違った服装で社員旅行に行って恥をかかないためにも確認しておきましょう。
◇派手な服装は避けてカジュアルな服装にしよう
社員旅行の場合はカジュアルな服装で行くことをおすすめします。しかし、あまりにもカジュアルすぎるのも良くありません。タンクトップに短パンなど、自分の部屋着のような服装は控えるようにしましょう。
また、派手すぎる服装も社員旅行では控えた方が良いです。 社員旅行は友達と行く旅行とは違って上司も参加する旅行です。派手なアクセサリーや露出が多い服装、またハイブランドの服や小物を身につけるのも立場をわきまえて控えた方が良いでしょう。
◇行き先を考慮した服装に気をつけよう
社員旅行の行き先も考慮して服装を選ぶようにしましょう。 寒暖差が多い地域に旅行に行く場合、日中は暑くても、朝や夜は冷える可能性があります。重ね着ができる服装を選ぶなど、工夫をしながら選ぶようにしましょう。
服装選びを間違えて風邪を引く、または体調を壊してしまうと周りの社員に迷惑がかかります。体調管理をきちんとすることもマナーの一環であることを意識しておきましょう。
◇TPOをわきまえた服装にしよう
社員旅行にはTPOをわきまえた服装を選んで行くようにしましょう。 例えば社員旅行のスケジュールに山登りなどが含まれている場合、ハイヒールなどの歩きにくい履物はあっていません。歩きにくいだけでなく、参加意欲がないと捉えられて会社からの評価が下がる可能性もあります。
そういう場合はスニーカーを履くなど目的に応じた服装を心がけましょう。
今回は社会人における化粧のマナーや、社員旅行でのマナーについて解説してきました。 社員旅行での化粧や服装はその時の状況や周りの環境に合わせると良いでしょう。社員旅行に参加する周りの女性社員がみんな化粧をしているのに自分だけすっぴんの場合はマナー違反と思われる可能性もあります。
まずは自分が普段働いている職場はどうなのかを考えてその場に適した化粧や服装を心がけるようにしましょう。