2013/01/08 [ブログ]
最近、テレビでコの字型のソファーに座って、バスで移動しながらトークを展開するバラエティ番組をよく見かけます。車内はゆったりしていて、対面で話ができ長距離移動にはとても適するバスですね。
後部座席がコの字になるタイプのバスを一般的にサロンバスと呼びます。サロンバスには内装が豪華なものが多く、中にはシャンデリアが施されているバスまであります。
■観光バス用シャンデリアのトップブランド「ゴールドキング」
このサロンバス用シャンデリアを製造する代表的な会社が、愛知県名古屋市にあるバス、車両用電装品および一般産業用電源機器の製造販売を手がける「ゴールドキング」社です。
ゴールドキングの歴史は、大正12年11月に小澤金一氏が創業した「小澤蓄音器商会」と古く、当時は家電の販売や修理をする町の電気屋さん的だったそうです。その後、昭和52年に観光用バスシャンデリア・ブラケット等の装飾灯を発売スタートして今日のトップブランドに至っています。
ちなみに、ゴールドキングのシャンデリアは「デコトラ」運転手さんの間では有名だそうです。
■豪華なシャンデリアにはストラスビーズ
ゴールドキングのシャンデリアが一際美しく輝く理由の一つは、使われているガラスビーズの素材にあります。
ガラスのクリスタル効果は酸化鉛の含有率が高まるほど美しい光を放ちます。この酸化鉛の含有量が極めて高いクリスタルガラスにスワロフスキーがあります。日本では40年ほど前にスワロフスキーを使ったシャンデリアが流行りました。当時、スワロフスキーのゴージャスな輝きは人々の憧れでもありました。
スワロフスキーのなかでも7色に輝く最高級の“ストラスビーズ”は、モダンな形態をもつ照明器具にも使われています。モダンな建築空間は勿論のこと、ホテルの宴会場や劇場のロビーなど格式のある空間にも採用されています。ハイアットリージェンシー東京の8階吹抜けのアトリウムロビーには、ストラスビーズ製シャンデリアが輝いています。このアトリウムロビーで、壮麗な光に包まれて愛を誓う挙式はとても人気が高いそうです。
豪華なシャンデリアは見ているだけでウットリ
この高級ストラスビーズが施されたサロンバスは、そこがバスの中であるということを忘れさせてしまうほどに特別な空間を作り上げてくれます。結婚式などのお祝いごとや、会社の重要取引先など大切なゲストの送り迎えにはサロンバスは最適な手段となるでしょう。
これからサロンバスへ乗る予定がある方は、このシャンデリアのデザインやビーズにも注目してみてください。また、新たな楽しみがきっとあるかと思います。